ある社畜の独り言

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東京23区の保活体験期in2022

この記事について

先日第一子を出産しました。今回は、私が妊娠~保育園決定までにしたことをまとめておきたいと思います。

結論から言うと、3月生まれという超不利な条件下でも、23区で0歳児の途中入園に成功しました。

前提:3月生まれは保活ナイトメア級

早生まれ、特に3月の後半の生まれは保活は圧倒的不利です。

私の場合、この事実をまずは受け止めることが第一歩でした。

多くの市町村が4月0歳児の申込を入園前年の10月~12月頃に募集します。入園する4月1日時点で生後57日が経過していない子どもは、申し込みをすることすらできません。3月生まれ予定の我が子は生まれてすらいませんので当然できませんw

また、その募集の際に定員が埋まらなかった園を対象に、二次募集、三次募集をします。それは入園年の1月や2月に実施します。これも我が子は当然申込できません。

こうして、生まれる前にほとんどのパイが取りつくされてしまう状態です。超激戦区と呼ばれる地域では、この時点で定員割れなんて出ないので、もはや絶望ですね。

そのため、3月生まれの我が子が狙うのは、4月以降も定員が埋まらなかった園を対象にした「途中入園」です。3月中旬~下旬生まれの子は、誕生からの日数で5月入園も間に合わないので、6月入園を目指すことになります。

4月入園で大部分のパイが取りつくされ、残ったわずかなパイが5月入園でさらに減った中から選ばないといけません。

え、難易度高ない?

1. 妊娠発覚時:キャリアのイメージをしておく

妊娠が発覚し、子どもは3月生まれになることもその時点でわかりました。
私は、自身が「専業主婦して子育てに専念」ということに向いていない性質だろうということと、キャリアに穴を空けたくないという思いから、なるべく早く保育園に入れたいということを夫に相談をしました。夫は私の性格を知っているので、快く承諾をしてくれました。

つわりは長くつらいものでしたが、妊娠中に復職時期と、今後どういう働き方をしたいのかを漠然とでも考えておくことは非常に有効でした。

私が考えたのは具体的には以下のことです。

  • 何歳まで育児休暇を取りたいか
    収入などの現実問題はさておき、「取りたいか」という自分の希望をまず考えておくことは大事だと思います。理想があった上で、現実(=妥協ライン)に落とし込む、という考え方は仕事柄よくしますが、ここでも有効だと思います。
  • 復職するか
    産休・育休取得からの退職はタブーとはされていますが、そこは自分の人生。今の会社に戻るのか、辞めて専業主婦やフリーランスの道も考えました。
  • 勤務時間
    時短勤務をしたいのか、フルタイムにするのか

この時点では、育児に専念は向いてないだろうからなるべく早く仕事開始したいな~くらいのノリでした。それでも自ずと次のアクションが決まってきます。

2. 妊娠中期:物件探し・引っ越し

上記が見えた我々夫婦は、つわりがちょっと落ち着いた頃を見計らい引越しをすることにしました。

引越し前は広めの1Kでなんとか夫婦2人ともリモートワーク(会議多め)をしておりましたが、子どもが産まれたら無理だろう、というのが発端でした。

独身時代は「いい物件があれば」という形で、物件→地域の順で住む家を決めてきましたが、今回は地域をまず絞りました。最初に書いた保育園の問題があったからです。

以下のような条件で探しました。(家賃や設備など一般的な詳細条件は割愛)

  • 2LDK以上
  • 23区の特定の区内
    区の境目付近の場合、隣の区は激戦区であることもあり、同じ最寄り駅だとしても住所がそちらの区になる物件は避けていました
  • 家から徒歩10分圏内に保育園が3か所以上あること(認可・認可外問わず)

この物件いいね、となったら、周りの保育園事情を調べました。保育園の年度開始の募集人数、途中入園での埋まり具合などを過去3年ほど漁りました。

区によっては、保育園内定の最低点数を公表している区もあるので、色々調べてみるのがおすすめです。

引越しを検討していた地域は保育園が潤沢と言えど、両親ともにフルタイムでないと途中入園は厳しそうだったので、フルタイムでの復職を決めました。

こうして近隣に保育園が3か所以上あり、自転車圏内にはなりますが、セーフティネットとなってくれる定員割れをしている園があることを決め手に、住む家を決めました。

ぶっちゃけ保活がなければ住もうとは思わなかった街ですw
優先順位を「保育園に入れること」第一に絞ってましたので、それ以外の利便性等は妥協した形です。子どもが3歳頃になれば保育園も選べることが出てきそうなので、そうしたらまた引っ越しを検討してもいいし~と思っています。

3. 妊娠後期:保育園見学

産休に入ってから、近場の園にいくつか見学に行きました。

教育方針とかで選ぶ方もいると思うのですが、我が家はそれほど選べる状況じゃなかったのと、ぶっちゃけ近ければどこでもよかっ 親にとって通いやすいことは親の時間的余裕、ひいては心の余裕につながり、それは子どもに対しても決して悪いことではないだろうと思っているので、親の利便性が第一でした(キリッ)

  • 自宅からの距離、家~保育園~会社の位置関係
  • ベビーカーは置かせてもらえる?
  • 毎日持ち帰る必要のあるものは?

こんな感じで見てました。あとはできれば園庭が広いところがいいかなーくらいでした。

4. 出産後:定員の埋まり状況を逐一チェック

6月入園を目指していたので、目をつけていた園の4月時点の埋まり具合、5月時点の埋まり具合を毎月区のHPでチェックをしていました。

セーフティネットの園は想定通り空きがありました。とは言え、そこは自転車圏内のため、可能なら徒歩圏内の園がいいので、近所の園の埋まり具合を見て一喜一憂しながら書類の準備をして過ごしました。

5. 結果発表

すんなり6月入園!とはいかず、紆余曲折ありましたが無事に内定をもらうことができました。とても運がよく第一希望の近場の園に入れました(これはまたそのうちまとめます)。

 

まとめ

1番大事だったなと思うのは、妊娠前期で出産後の働き方のイメージを持っておくことです。そこがすべての軸になります。

その次に2で希望が叶いやすい環境を作ること。

我が家の場合、元々住んでいた街は、かなり気に入っていた街だったので離れがたかったのですが、保育園の事情から引っ越しを決断しました。

お住まいの地域や住宅事情によって環境づくりには限度があるとは思いますが、何かできることを考えておくだけでも大分違うと思います。