ある社畜の独り言

主に女性のキャリアやライフで悩みや愚痴をこぼすブログ

働くママの就職活動について考えた

まえおき

働くママの就活は大変(≒不利)って聞きますよね。
想像力の欠如した筆者である社畜めは出産前は「そりゃ妊娠中は体調は不安定だし、そうよね。でも出産しちゃえば、夫と分担すりゃ男女変わんなくない?」って思ってました。

ところがどっこい。立場が変わって採用する側の視点から見てみると、不利になる理由がなんとなくわかりましたので雑感として書いてみます。

なんで不利なの?

前提ですが、不利になるかどうかは、募集背景と募集職種、その会社の働き方に著しく依存すると思っています。 今回私の担当している採用の場合は、緊急時には否応なく駆り出される可能性がある職種で、かつ欠員補充という背景がある前提で応募書類を見ていますので、参考までに。

理由1. 「やっぱ残業頼みづらいかな~」っていう先入観

それだけで落とすってことはないですが、懸念事項の一つにはなってしまう現実があります。

私も子どもが寝た後の21~22時の時間帯に遅れた分のリカバリをしているケースも多々あり、なかなかガッツが必要なのは自分でも感じるところです。 中には「18時以降は子どものお迎えで仕事できません!」みたいなことを書かれている方もいらっしゃって、書かれていることは至極真っ当なのですが、 業界的に残業もそれなりにあるので「今回は合わないね」ということでお見送りするケースも多いです。

働き方重視であればそれでむしろ企業を見極められるのでいいと思いますが、行きたい企業にそれをやると書類でお見送りになるリスクはあるなと感じました。 採用する側としては、「急ぎの仕事が発生した場合はこういう方法でカバーします」みたいな責任感や、やる気アピールの一言が欲しくなるところです。

理由2. 採用する側にも働くママいるから、対応できない時間帯が被る

上述の通り、欠員補充でかつ緊急時の対応の可能性がある職種の場合、チームメンバーでカバーしあう必要があります。 私も正直18時~20時位は対応が難しい時があり、そうなるとカバーしあいにくいんですよね。。 ということで苦手時間帯が被るっていう理由があります。

「子育て中のパパママ多いですよ!(=子育て世代に理解のある会社ですよ)」というアピ―ルもある一方で、こういうデメリットもあるのだなと感じます。 でもこれは本っ当に職種によると思うので、レアケースかな。

理由3. 時短勤務採用は厳しい

これも本当に募集背景によるのですが、特に欠員補充の場合は時短での応募の方は他のフルタイムでの応募より採用優先度は低くなってしまいます。 なぜかは単純で、欠員する人財がフルタイムだった際に、時短の方を採用すると採用する側としては(表現が悪いですが)使える時間の純減だからです。

反省

ここまで書いて、自分が出産前に思っていた「夫と分担すりゃ~男も女も変わんねーべ!」の考え方、どこ行った…?と自分でも思います。現実つらたん。

上に挙げた理由って、前提として「私が働くママだから」「なんだかんだ妻側の負担が多いから」というのを体験してしまっているからなのかもしれません。 (夫には彼なりに一生懸命やってくれているので感謝してますが、私側の負担が多いのも事実。)

働くママの可能性を、同じ働くママである私が実は刈り取ってしまっているのかもしれません。 反省!

私があまり好きじゃない考え方に、「私も大変だったんだからあんたもできるでしょ(同じように苦労しなさい)」理論があるのですが、 逆も然りで、「私が大変なんだからあんたにはできないわよ」理論にならないように注意しないといけないですね。 極力「働くママだから」ってだけではお見送りにしないようにはしているのですが…難しいね。

もっと働くママが働きやすい、自己実現しやすい社会になれ~と常々願っているのですが、この社畜めには何ができるのだろうか。。(遠い目)